奈良女子大学にあるものを分光測定してみた!

Data of Nara Women's Univercity Soil and Leaves

奈良女子大学にある物体をデータで見てみる

奈良女子大学にある植生について、分光反射率測定を行った。
分光反射率とは...?
まず、物体は光源(太陽やランプなど私たちが見ている光)から、一部を吸収し、残りは反射している。
この反射される部分が人間の目に入り、「色」として認識しているのだ。
光のどの部分をどれだけ吸収しているか、どれだけ反射しているかは物体によって様々であるのだ。
そのため、分光反射率つまりどの部分が吸収しているか、反射しているかを調べることで、その物体がどのようなものであるかがわかるのだ。

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奈良女子大学のキラキラと生茂る葉っぱ

波長の0.4μmと0.7μmのところで反射率が下がっていることがわかる。
これは植物が持っているクロロフィルが吸収する波長帯だからである。
また1.3μmと2.0μmのところでまた、反射率が下がっていることがわかる。
これは水が吸収する波長帯だからである。グラフを見てここがよく吸収されていればその物体は多くの「水」を含んでいることがわかる。
もし、枯れ葉であれば「水分」は緑の葉よりは少ないのでグラフは凹まないだろう。

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奈良女子大学の土壌

土壌の特徴として0.4から1.2μmまでなめらかになる。
クロロフィルがないため、0.4と0.7μmで凹みは見られないが、1.3と2.0で凹みが見られる。
つまり、少し水分を含んだものであるだろう。 ※グラフを拡大して見てみよう!グラフをクリック