ニュース / News (2018/11/09掲載)

特別セミナー(金星電波掩蔽観測の現在とこれから)の御案内 <11/21(水)開催>

宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)によって2010年5月21日に打ち上げられた日本初の金星探査機「あかつき」は、2016年から本格的な観測を始めています。本セミナーでは、あかつき電波科学チームにおいて中心的な役割を担っている若手研究者の安藤紘基博士(京都産業大学)をお招きして、金星における電波掩蔽観測についてお話しいただきます。

電波掩蔽観測では、探査機から発信する電波を用いて惑星大気の気温や気圧、組成に関する観測を行なうことができます。本セミナーではこれまでに得られている金星での電波掩蔽観測の結果や、今後の将来構想などについて解説していただく予定です。

(なお、本研究室の野口助教は、あかつき電波科学チームに参加して金星大気の研究を進めると共に、火星大気の研究も行っております。詳しくは研究紹介をご覧ください。)

セミナー詳細

日時:2018年11月21日(水) 14:40~16:10(4コマ目)
場所:奈良女子大学G棟2階 G210教室
講演者:安藤紘基 博士(京都産業大学・JAXA/ISASあかつき電波科学チーム)
タイトル:金星電波掩蔽観測の現在とこれから
概要:高度方向の気温分布を高精度・高分解能で測定できる電波掩蔽法は、分厚い雲層を持つ金星の大気構造を考察するのに必要不可欠な観測手段である。 本セミナーでは、これまでの金星電波掩蔽観測で得られた結果を振り返りつつ、その将来の展望についても言及する。

※奈良女子大学の学生・教員であれば、学部・学年を問わず、どなたでも参加できます。事前の申込は不要です。直接、上記の会場にお越しください。

講演会チラシ(PDFファイル、292kB)