ゼヒュロスの会とは

対流圏微量成分衛星解析研究会(ゼヒュロスの会)とは

 対流圏微量成分の研究において、広域観測の行える衛星観測には大きな期待がもたれています。近年ではESA(欧州宇宙機関)のGOMEやSCIAMACHYでNO2など対流圏微量成分の観測が行われ、そのデータが一般に公開されるまでになりました。また、米国航空宇宙局(NASA)によりEOS-AuraでOMIなどが打ち上げられ、今後は日本でもこれらのデータを活用し、様々な成果を求めて行く動きが加速されると思われます。

 この会では、対流圏微量成分衛星解析に興味のある研究者がユーザーの立場から自由に情報交換や勉強をすることを目的としています。特定のプロジェクトとは、特に関係ありません。

ゼヒュロスとは

 ゼヒュロス(zephyrus)とは、ギリシャ神話のボッティチェルリのヴィーナスの誕生に出てくる、西風の神の名です。ゼヒュロスの吹く風に乗って花びらがヴィーナスに降りかかる風景は、まさに「大気運動に伴う物質輸送」の見事な隠喩になっているということで、 「物質と輸送」の象徴として名付けられました。