高品質の情報システムを構築するには、どうしたら良いか、そのためには開発技術の改善や適切な人材配置、リスク管理などが必要です。ソフトウェア開発での適性の問題などを見える化し、その改善に関する研究を行っています。この研究が、IT業界で働く人々の生産性と働きがいを高めることに貢献します。さらに、現在の社会は、閉塞感に満ちていて、目標を見失っている技術者も多くいます。そのような技術者を救済するためにどのような能力に応じてどのように適切に仕事を割り当てたらよいかを研究しています。
情報システムの企画設計の技術者、プロジェクトマネージャ、社内教育カリキュラムの設計、コンサルタント、大学での講師
実際に使われる情報システムをチームで開発する授業を実施,LEGOマインドストーム2台によるロボット作成の授業を実施
大学と企業とが協力して行う実践的な授業の普及促進を担当
システム開発における企画設計者を育成するための教育を実施大学においてソフトウェア工学の授業を実施
これまで講師として授業を実施した大学(本学以外)
筑波大学、早稲田大学、中央大学、立教大学、東京学芸大学、長野大学、広島市立大学、新潟大学
情報処理学会
情報処理教育委員会委員、IT教育委員会委員長、一般情報教育委員会幹事、初等中等情報教育委員会委員、教科書編集委員会委員等
情報処理の専門家となるためには、プログラミングができるだけでは不十分で、情報ネットワークやセキュリティなどの情報技術の知識と情報システムが社会や企業にどのように活用されているかということも知っていることが重要です。担当している授業では、IT企業での経験に基づき、情報システムの仕組みやビジネス戦略にどう情報技術を活用したら良いのかなどを演習を交えながら学びます。情報システムを開発する際に、情報技術だけでなく相手の抱えるビジネス課題についての理解が不可欠です。現在、企業では、情報技術とビジネスや企業経営の両方の知識を備えた技術者を求めています。授業ではそのような要望に応える人材となるための基礎を学びます。
今学んでいることは、社会に出たときに必ず役立つ内容です。重要なことは、主体的に学ぶことです。色々なことに疑問を持ち、その知識や技術を獲得するために貪欲になってほしい。社会では、主体的に考え行動でき、問題解決とイノベーションを起こせる人材をもとめており、私達教員も皆さんがそのような人材に育つことを期待し、そのためにできるだけのことをしたいと思っています。
作成・管理 | 奈良女子大学 生活環境学部 情報衣環境学科 生活情報通信科学コース |
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