大気中のエアロゾル(微粒子)は太陽光を散乱・吸収し、また雲の核として雲量を左右することから、気候に及ぼす影響が重大であることが知られている。しかし、大気エアロゾルの光学的性質はまだ十分に理解されておらず、衛星センサーで地球規模でエアロゾルの光学的性質を導出することが緊急の課題である。従来の可視センサーでは海上からだけしか導出が出来なかったが、紫外域センサーを使用することで陸上からもエアロゾルの導出が可能である。我々の研究グループではGOMEの紫外領域データからエアロゾルの導出を行うためのアルゴリズム開発を行った[芝田、蒲生、山中、久慈、林田、投稿中、2004]。また、この研究成果を元にGLI/ADEOSへ発展させた解析を行っている。中国大陸から飛来する黄砂の研究に役立てたいと考えている。
開発した推定アルゴリズムをGLIのデータに適応した。
その結果、RGB画像(図左下)で黄色い砂だと思われるものが、推定結果でも黄砂と判定されている。現在検証を進めている。