ニュース / News (2021/08/19掲載)

学部4回生がNASAの研究会にて発表を行いました

本研究室の野口克行助教と学部4回生の下村真生さんが、8月19日(現地時間8月18日午前)に米国航空宇宙局(NASA)におけるオンライン研究会において研究成果を発表しました。

この研究会は、NASAが打ち上げた火星探査機MROに搭載されたMCSという測定器で得られた観測結果に関する研究成果を報告するというものです。本研究室では、MCSによる膨大な観測データを解析に適した形式にアーカイブし、火星大気に関する研究を進めています。なお、このデータはこちらにて二次配布を行っています。

本研究会において、野口助教は火星におけるダストや水氷雲が大気の熱構造に与える影響について発表を行いました。下村さんは、火星極夜における大気主成分(二酸化炭素)の過飽和に関する発表を行いました。

本研究室では、NASAを含めた海外の研究機関と共同で惑星大気に関する研究を進めています。コロナ禍によって現地での会合開催が制限を受ける一方で、オンラインによる開催が増えており、学部生を含め学生でも十分な成果を出せばこのような国際会合にて発表を行う機会が得られます。世界の第一線で活躍したい学生さんは、ぜひ挑戦してみてください。

会議名:Mars Climate Sounder extended Science Team Meeting

発表者と発表タイトル:

  • Shimomura et al., CO2 supersaturation in the polar nights
  • Noguchi et al., Correlation among dust, ice clouds and temperature, and dust enhancement in the upper altitudes