どんな勉強をすればよいですか?

本研究室を志望される際に、予め勉強しておいて欲しいことを挙げます。

大学入学前の方へ

宇宙科学や地球・惑星科学は、総合科学です。高校までの理科や数学全般に幅広い知識が要求されます。 特に、本研究室での研究分野においては、物理学や化学の基礎が要求されます。
また、研究を遂行する上では、英語の文献を読んだり国際学会に参加・発表することが必要になります。 英語もしっかりと勉強してください。
奈良女子大学の入試に関する情報はこちらをご覧ください。

本学入学後に本研究室を志望される方へ

本研究室は、 化学生命環境学科環境科学コースから分属されることになります。

本研究室の専門分野である惑星科学は、総合科学です。 特定の科目に偏らず、様々な分野の知識を必要とします。

・まず、1回生の前期で受講することになる本学の教養科目「パサージュ」に、本研究室の指導教員である野口が次の科目を開講しています。

1回生 前期
  • パサージュ 40A 「Planetary Atmospheric Science 」(惑星大気科学)

・次に、研究室分属前までに履修をお勧めする理学部共通科目(物理や化学の基礎科目)を挙げます。

1回生 前期
  • 基礎の物理
  • 化学のための物理I
  • 基礎化学I
1回生 後期
  • 現代の物理
  • 化学のための物理II
  • 基礎化学III

1回生で全てを履修できない場合は、2-3回生に分けて履修しても構いません。 その場合、次の科目同士をなるべく同じ学年において取るようにしてください。 内容が前期と後期とで連続しているためです。

  • 「基礎の物理(前)」「現代の物理(後)」
  • 「化学のための物理I(前)」「化学のための物理II(後)」
  • 「基礎化学I(前)」「基礎化学III(後)」

・本研究室での研究活動は、データ解析がメインとなります。 データ解析を行うには、計算機(パソコン)を用いてさまざまなプログラミングを行ってデータ処理をすることになります。 それほど高度なテクニックは要求されませんが、C言語やLinuxシステムの各種コマンド、 シェルスクリプトやgnuplotなどのスキルがある程度要求されます。 大気環境データの解析のために下記の科目を本研究室指導教員(野口)が開講していますので、受講を検討してください。

3回生 後期
  • 「大気環境データ処理」

・さらに、英語力を鍛えるために、必修科目に限らず、英語プレゼンテーション科目や会話に関する科目なども 履修可能ならぜひ選択してください。環境科学コースでは、下記の英語科目を履修可能です。 特に、後期の実践環境科学英語演習IIでは教員毎に選択が可能ですので、本研究室指導教員(野口)の開講部分を選択してもらえたらと思います。

3回生 前期
  • 「実践環境科学英語演習I」
3回生 後期
  • 「実践環境科学英語演習II」

・なお、本研究室では、英文教科書や原著論文を輪読する会や、学生同士が英語でスピーチをする機会などを設けて、 英語力の向上に努めています。